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表現工学科とは
表現工学科は、2007 年4 月に早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部に新設されました。「表現工学」としての分野新設の理念は、科学技術と芸術表現の融合による、新たな社会的なニーズへの対応と価値の創造への挑戦に端を発しています。近年のメディア技術の発達により新たな文化・産業の創出が期待されていますが、一方でそれに伴う諸問題、例えばコンテンツの質的・量的不足や生体への不適合などが顕在化しています。それらの問題を解決し次世代のメディアを活用したライフスタイルや社会システムを展望するためには、科学技術を介した生体の諸特性、感性やコミュニケーションの理解や表象と同時に、それらを支える科学技術のあり方への取り組みが必要です。表現工学科では、このような認識に基づき、科学技術と芸術表現の融合による新たな社会ニーズヘの対応と価値の創造へ挑戦していくことのできる人材の養成、学問領域の確立を目的としています。